2020/12/26

食わず嫌い返上。やっと『鬼滅』がやってきた。

 ■『鬼滅の刃』、今更何を言うこともない今年の顔的作品。

様々な形で関連する音楽や映像やグッズを沢山見かける。

公開された映画も、

このコロナ渦の中にも関わらず超絶大ヒットらしい。


やっと『鬼滅』がうちにやってきた

ここまでブームに乗れなかった理由は、

…単なる好き嫌い。

ブームになり始めの頃の、断片的な情報と、

時折、瞬間的に目に入った、アニメ映像、

…これらを組み合わせて


・家族が無慈悲に理不尽に惨殺される

・人間の体がバンバン切断される

・大量の血しぶきが飛び散る


…と言う要素があるらしいと判断、

いきなりバイアスが掛かった。

設定もストーリーも知らないけれど、

どんなにヒットしているか知らないけれど、

何がどう良くても、

「これはちょっと家には持ち込みたくない」と。

(ミステリーは好きでも、ホラーやスプラッタは苦手)


きっかけは、主題歌『紅蓮華』

導入部の後、ぐわーっと盛り上がるのは

『残酷な天使のテーゼ』と同様。

作品は見ていなくても、

OPテーマだけ聴くアニメもあるくらいだから、

主題歌くらいはいいよね…と。

そしたら、まあ、何と乗れる曲だったこと!

カラオケにはずいぶん長いこと行けてないけど、

本気で歌えばちょっと体重が減りそうな(笑)


徐々に増えた情報で鬼滅に触れ始める

その後、ちょこちょこと目にし、耳にし、

有名な台詞とか、ギャグタッチの部分とか、

さほど抵抗がない情報が蓄積された後、

「じゃあ、まあ、ちょっとくらいは見てみるかな」

と、なった。

原作は読んだことがないし、

ストーリーの詳細や各キャラクターの設定も

正直、この段階ではよく分からなかったけど、

年末どん詰まりの時期に、やっと『鬼滅の刃』解禁(笑)


「俺は長男だから我慢できたけど、次男だったら我慢できなかった」

と言う台詞は、とても好きだ。

「〇〇だから我慢できたけど、△△だったら我慢できなかった」

みたいなセリフ、世間様で流行っているんじゃないだろうか?

鬼滅隊の柱達や鬼達の、壮絶なまでに悲しい過去の部分は切ないけど、

時折挟まれるギャグ的な部分には救われるし、

主人公の真面目な一生懸命さは、間違いなく好感が持てる。


食べ物には好き嫌いはほとんどないのに

こういった物語作品に関しては、

絵柄とか雰囲気とか、食わず嫌いな部分がある事は否めない。

(荒木飛呂彦先生の絵柄も最初は苦手だった)

でも、ここまで沢山の人々に支持され、

国内外で大ヒットする作品には やはり、

何か素晴らしいものが内包されているに違いないと思った。

食わず嫌いで、最初っから拒否するより、

先ずはちょっと、手を伸ばしてみた方が良いかと。


食べてから好きか嫌いか決めれば良い

同じモノに触れても、何を受け取るかは人それぞれ。

でも、その気になったら、自分次第で

何からでも良いものは受け取れる。

何より、この作品には、

とても大切な事が描かれていると思う。

食わず嫌いは、ホントもったいない。


『鬼滅の刃』は、切なくて、悲しくて、でも楽しくて

絶望の先にある勇気を受け取れる作品だった。

たとえ、残酷で無慈悲な理不尽に打ちのめされても、

出来る事を弛まず積み重ね続ける日々が、

自分を変え、運命を動かす。

未来を拓く希望は、すべて『人』の中にある。

そんな事を思わせてくれた。

この先、もしかしたら

鬼滅関連の話をまた書くかも(笑)








ドギーマンのアキレススティックが好きです