乳酸菌作りの中でも、ペーペーの新米である私が、何故、偉そうに
『乳酸菌の申し子』と、自認してはばからないのか?
それは…意味なく無駄に長くなる話なんですけれども。
私の生まれ育った実家は、祖父だか曾祖父だかの代から獣医で
何故か牛をいっぱい持ってて、後に牛乳屋さんを始めました。
ところが祖父が急逝したため、
父は、家業の跡を継ぐために断腸の思いで大学院を途中で諦めて
泣く泣く実家に戻りました(本人談)
で、どうせなら思い切り家業を頑張ろうと、
原液状態での乳酸菌飲料の販売を思い立ち…
自社工場まで建設してしまいました。
この生産工場は、我が家にガッツリ隣接しておりました。
遠い遠い記憶をふらふらと辿りますと、
そこには必ず甘酸っぱいヨーグルトの香り、
酸っぱ~~くて白いもわもわの湯気が
常に満ち溢れておりました。
工場の中に幾つも並んだ発酵用の大きいタンクや、
ビンが洗浄されて次々とコンベアで流れて、
そこに乳酸菌飲料が満たされていくのを覚えています。
とにかくにおいが。。。ほぼ365日、ただただ常に甘酸っぱい!
濃縮状態の乳酸菌製品ですからね。
でも、某・カ○ピ○なんかより全然濃くて
お水と氷で薄めて飲んで、それはそれは美味しかったです。
ま、きわめて個人的感想ですが(笑)
一部地域でのみの流通でしたが
ご家庭用に・ご進物用にと、結構な人気でございました。
・・・という記憶がございます。
…で、父が別の事業に力を入れるためにその工場を止めるまでの
20数年間の中で私がこの世に存在していた期間、
生まれてから15年間くらいの間ず~~~~っと…
その乳酸菌の舞い踊る中で育ったも同然だったのでございます。
『乳酸菌の申し子』と呼んでくれてもいいでしょう(>_<)
『もやしもん』http://www.kamosuzo.tv/main.htmlという、
菌がみえてしまう大学生(沢木 惣右衛門 直保という楽しい名前)
が主人公のマンガがあるのですが、
この直保(ただやす)君がいたら私の周辺に
どんだけの大量の乳酸菌が舞い踊っていたか分かってもらえるのに・・・
と妄想しきりの私でございます。
と、まあ、このような過去の栄光(意味不明)とはいえ
『乳酸菌』の申し子としては、
この未曽有の危機に瀕していると思われる日本の
空気と土壌とそこに生きる数多の生命のために乳酸菌と共に生きる!
・・・なんて大きいことは無理でも、取りあえずは自分の周辺の為に
本日も乳酸菌にまみれている私でございます。