2012/03/31

目に見えない美しいもの 『アンドリューNDR114』 (主演:ロビン・ウィリアムズ)

『アンドリューNDR114』に主演していたロビン・ウィリアムズさんが

2014年8月11日に亡くなられました。

心よりご冥福をお祈りいたします。


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目に見えない美しいものが見たかった。 

ちょっとオカシナ日本語かな?
でも、とても辛い事があったりすると 
美しいものに触れたくなることってないですか?

『アンドリューNDR114』



1999年アメリカ映画
監督:クリス・コロンバス 

(あらすじ ネタバレです)

今より少し未来のお話。

マーティン家に、

父親が家族のために購入した最新型NDR114ロボットが届く。

家事全般の仕事をこなすこのロボットは、

アンドリューと名付けられた。

マーティン家には4人の家族がいた。

アンドリューが、

「サー」と呼ぶ父親、 「マム」と呼ぶ母親、 「ミス」と呼ぶ長女、 「リトル・ミス」と呼ぶ次女。

ロボットという新しいメンバーに、少し興奮気味のサー。

どう接したらよいのか分からず、戸惑い気味のマム。

「ロボットなんて、つまらない家電製品だ」
と、バカにしていたミス(長女)は、

「ロボットは人間の命令に服従しなければならない」 

という原則を知り、アンドリューに2階の窓から飛び降りるように命じる。

アンドリューは命令に従って飛び降り、
大きなダメージを負う。

サーは、

「これからはアンドリューを人間と同様に扱う」

と宣言した。 








アンドリューを、友達か家族のように感じていたリトル・ミス(次女)。

浜辺へのピクニックで、
宝物にしている小さなガラスの馬を見せる。

しかし、馬はアンドリューの指から滑り落ち、割れてしまった。

「アンドリューなんか大嫌い!」

リトル・ミスの言葉を聞いたアンドリューは、

その夜、流木を使って木彫りの馬の人形を作り、彼女にプレゼントする。

そして、彼女の喜ぶ顔を見たアンドリューは、それからも
沢山の木彫りの動物を生み出す。

それを見たサーは、アンドリューがただの機械ではなく

創造性や個性を持った存在だと確信する。








時は流れ・・・

アンドリューは、その創造性をますます伸ばしていく。

大人になったリトル・ミスとアンドリューの心の交流は続き、

彼女が結婚し、子供を産み、年老いてもそれは変わることはなかった。

年と共に変わっていくマーティン家の人々に対し、


ずっと変わらない自分。

アンドリューは、
自分が永遠に孤独である事を思い知る。


人間とのギャップを狭めるためには

人間のような姿になればいいのかも知れない…

と彼は思う。



しかし、

機械的なアップグレードを重ねても、まだ、何かが欠けている。

それは自分が住む場所を決めたり、


気の向くままにどこかへ行ったり、

物事を選択する権利・・・つまり『自由』だった。


それを得るために、アンドリューは大きな犠牲を払う。

生涯の友人であり師であるサーは、
彼の望みを理解できず、決別する。 









やがて

自分と同じように感じる仲間を探して旅に出たアンドリューは、

発明家でロボットのエキスパート、ルパートと友人になり、

ロボットが人間に限りなく近くなれる可能性があることを知る。


アンドリューには、
かけがえのない友人であり理解者がいた。



リトル・ミスの孫娘のポーシャ。

彼女に触れたい、


彼女のように涙を流したい・・・。

切ない想いを抱いたアンドリューは、


自分のボディの部品すべてを人工臓器にし、

さらに人間に近づこうとする。

外見上はすっかり人間と同じになったアンドリューは

自分を人間として認知して欲しい!

・・・と世界議会に訴える。



しかし、その願いが認められる事はなく、

長い年月が過ぎていく。










その間も、アンドリューは、さらに人工臓器の改良を重ね、

その過程で、
人類にとっての様々な医学上の恩恵となる技術を生み出していった。

しかし、


それでもアンドリューの願いが聞き届けられる事はなく

彼は社会的には「ロボット」のまま、ポーシャと共に年を重ねる。

人工臓器に変えた体は、人間と同じように徐々に老化していく。










寿命が尽きようとしているアンドリューとポーシャ。

手をつなぎ、横たわりながら世界会議の決定を待つ。


遂に、彼を人間として認める という裁定が下る。

しかし、それを聞く事なく、息を引き取るアンドリュー。

ポーシャは「すぐに会えるわ」と言いながら、

生命維持装置のスイッチを切らせ、

アンドリューの手をとり、静かに目を閉じる。



誰が認めなくても、

2人は人間として愛し合い、


共に天国に旅立った。

満ち足りた顔の2人。



**********************

アンドリューが人間として認められたいと願った時、


世界会議は認めなかった。

最期の時にアンドリューは、


自分が自分であると認めて欲しいと願った。

人間だとかロボットだとか、


もう、人に認めてもらわなくても良かったから。

外見上、全く同じに見えるロボットと人間を分けるものは何だろう?

命に限りがない事?


何度でも部品の取り換えができる事?

アンドリューは、

サーやリトルミスを失う度に深い悲しみを覚えた。

人間は、いつか失われてしまう存在。

その限りあるものを


愛しく慈しむ心を持っていたアンドリュー。

ロボットが人間であると認められる条件って何?

それは、もしかしたら、


人間が人間らしいという事の条件と同じかも知れない。




目に見えない美しいものが見たかった。 

人を愛する心、


人を信じる心、

人を大切に思う心。

人の中に見つけるものは、
自分の中にあるもの。

どんな旅でも、


最後にたどりつくのは自分の心。

だから、


人に学びながら、自分を見つけていく。


目に見えない美しいものが見たかった。

映画を一人で観るのは少し寂しいけれど、


この映画は、一人で観た方が、素直に泣けていいかも知れない。














ロビン・ウィリアムズの出演作品はいくつも見ていますが、

『グッド・ウィル・ハンティング』も好きな作品です。

『アンドリューNDR114』と同じように、何度も繰り返し見てしまう。。。





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