2012/03/21

人の言葉に触れてみる

辛い思いをした時に、真正面からぶつかって克服する方が良い時と
そこから一旦、少しの間離れて、別の視点でとらえてみた方が良い時がある。

そんな時に、ちょっと便利なのが『誰かの言葉』

なかなか対処のしようがない問題を、なにかのはずみで抱えてしまった時には
いっそ人の言葉に沢山触れてみるのもいい。

時や状況は違っても、同じ『人間』の言葉。
自分がそこに何を見つけるか、それによって心にどんな変化が起こるか、
人それぞれなのだろうけど、これが、不思議と気持ちが落ち着いてくる。

沢山の言葉を頭の中に流し続けていると、
ある瞬間、ふっと気持ちが軽くなるのを感じる。

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言葉の主はエピクテトス、古代ギリシアのストア派の哲学者。

・自分がどうなりたいか、まず自分自身に問え。しかる後、しなければならないことをせよ。

・幸福への道はただ一つ、意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである。 

・侮辱は相手のせいではなく、 侮辱されたと思い込むせいだ。

・ただひとつ、人間の良心のみが、あらゆる難攻不落の要塞より安全なり。 

・与えられたるものを受けよ、与えられたるものを活かせ。

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人の言葉に触れ、そこから得たものを自分の中に取り込む。
言葉はいつか自分の中で命を持つ。自然に自分の一部になる。

人は習慣で行動する。正しい思考と振る舞いを、早いうちに習慣化させるべきだ。
(ウォーレン・バフェット) 

習慣というものは、最初は感じとれないほど軽いが、気づいたときには破れないほど重くなる。
(ウォーレン・バフェット)  

正しい思考と振る舞いの習慣化は、より良い自分を作り
人の中の良きものを見いだす事を容易くさせる。
人間は様々な面を持つ。どんな面を見つけるか、どの面と付き合うか、
それもやっぱり自分の選択によるんだろう。

心が変われば態度が変わり、態度が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば人生が変わる。
(アンリ・フレデリック・アミエル) 

人間は自分を基準に他人を見るようだ。
他人の中に見つけたものは、大抵自分の中にあるもの。
自分の中にないものを、他人の中にはなかなか見つけられない。
人の言葉の中に救いを見つけるのは、自分の中に救いがあるからかもしれない。