2012/06/06

『片付け祭り』直前確認 こんまりさん流

こんまり(近藤麻理恵)さんの本、
『人生がときめく 片づけの魔法』(サンマーク出版)から

ザザッとまとめてみると・・・

スムーズな片付けには、順番も結構大切なポイント。

衣類⇒ 本類⇒ 書類⇒ 小物類⇒ 思い出の品

この順番でやると良いらしい。

1. 家にある洋服すべて床に広げて「ときめき」チェック


すべての洋服を集めるっていうのが、大事なポイント。

1着1着手に取ってみて、「ときめき」を診断。
自分の心がときめくか、ときめかないかで、スッパリと決める。
一気にやる為には、例外を作らない。

だから、用意する服は季節物だけではなくて全部のシーズンの服。
「ときめかないな」と判断して、捨てる時には「ありがとう」と言って捨てる。

「洋服を一カ所に集めるのがそもそもハードルが高くて、スタート前に挫折」
って場合のコツは、モノを集めている間は何も考えないこと。
5分以内に集める覚悟で、ロボット気分で素早く動いた方が楽しくなっていく。

2.書籍類をすべて床に置いて「ときめき」チェック

本棚に収まったまんまでは「ときめき」を判断出来ないので、とにかく床に全て置く。

ここで重要なポイントが2点!

①「いつか読むかも…」の『いつか』は永遠にこない(たとえば、語学の学習本。)

②殿堂入りは迷わず残す。(気に入っていて座右の名と呼べる本は残す。)
3.書類は全捨てが基本

書類は、以下の3つ以外は全部捨てる。

  • 「今使っている」
  • 「しばらく必要である」
  • 「ずっととっておく」
4. 小物類は1カ所に集めてカテゴリ別に整理

小物類

DVD・CD・文房具・裁縫道具・機械類・印鑑・通帳・キッチン用品・スキンケア・
メイク道具・薬・消耗品(洗剤・ティッシュなど)・アクセサリー等は、
  • 一ヶ所に集める ⇒ カテゴリー別に整理する
5. 思い出の品は、
 ダンボールに収納してしまった時点で死んでる

思い出の品は、つい読みふけったりして、片づけスピードが落ちてしまうので、

片付け祭りの流れと勢いに乗って一気に片付ける。
  • 思い出の品は見えるところに飾る
  • 飾らないと判断したものは捨てる
  • 飾る場所がない場合は収納スペースに飾り、ダンボールに入れて収納しない
・・・とまあ、このあたりが基本中の基本と言える部分。


もう少し詳しく言うと、

1.片付けは自分の棚卸し
 

片づけは、本当に自分の好きなモノを見つける、自分の棚卸し。
本当に大切なモノを大切にするために、役割を終えたモノを捨てる。
 

自分がきちんと向き合える量に絞り込むことによって、
モノと自分との関係がいきいきしてくる。
片付けをする時、人は自分の価値観に向き合う。

そして、モノを捨てることは、残ったモノをもっと大切にすることでもある。
 

片づけなんてさっさと終わらせたほうがいい。
本当にときめくことに大いに時間と情熱を注いだほうが良い。

片付けは、目的ではない。

片付けには、必ずもうひとつ上の目的がある。
その目的を見失ったままだと、退屈で悲壮な作業になりかねない。
 

2.片付け =(1)捨てる+(2)定位置
 

片づけでやるべきことは大きく分けて、たった2つ。
  • 「モノを捨てるかどうか見極めること」
  • 「モノの定位置を決めること」
あらゆるモノの定位置を一つ残らず、全部決めること。
じつはこれが、収納とは何かの本質。
 

先ず、捨てるか残すか決める。
そして、残すものについてはモレなく定位置を決める。

3.片付け = 日常の片づけ+祭りの片づけ

 
片づけには2種類ある。

  • 「日常の片づけ」
  • 「祭りの片づけ」
  2.は片付けをプロセスで切った時、3.は片付づけのタイプ別の分類。

4. 片づけ衝動の原因は?


試験前の「片づけたい衝動」のように、

せっぱつまった状況になると片づけたくなる人が多い。

無性に片づけがしたくなる時は、心理的に片づけたい「別の何か」がある時。
片づけたい衝動は、決してネガティブな逃避行動ではなく、
脳内メモリの空き容量を増やすために行うポジティブな行動。

5.リバウンドを起こさないために必要なことは?


片付けのコツは「一気に、短期に、完璧に」
ときめくかどうか心に聞いた時の、その感情を信じる。
 

収納は極限までシンプルに。 

片付けは、「場所別」ではなく、「モノ別」に考える。
リバウンドしたくなければ、このポイントは絶対にはずさない。
 

同じカテゴリーのモノは一ヵ所に収納する。
 

一気にがんばってやった片づけがリバウンドしてしまうと、
セルフイメージが下がり、片づけに対する苦手意識が生まれて、
チャレンジがさらに難しくなる。

それを防ぐためには、自分の価値観(ときめき感)に基づいて、
一気にやって、シンプルな収納ルールを作ること。
 

6.片付けのベース
 

「片付けはマインドが9割」、具体的に「理想の暮らし」を妄想してみる。
「なぜ、そんな暮らしがしたいのか」を考える。

結局、モノを捨てることも、モノを持つことも、

「自分が幸せになるため」にすること。

あたりまえの事のようだが、もう一度、自分で考えて納得して、
腹にストンと落ちるようにすることが大切。
 

人がどんな環境環境に囲まれていると幸せかは、
その当人にしか決めることはできない。

片付けのベースになるのは、理想的な暮らしのビジョン。

手を動かす前に、自分の理想と向き合うことが大切。

(※ここら辺りは、『片付け祭り』スタートの前に を参照)   

7.片付けの順番の意味


衣類⇒ 本類⇒ 書類⇒ 小物類⇒ 思い出の品

難易度の低いものから順番にやっていく方が良い。

徐々に経験値を上げていって、最後に一番難しい思い出の品に挑む!

8.その他
 

バッグは毎日、空にする。
収納を開いた時に見える「情報の多さ」が、部屋の中にざわざわ感を作りだす。
シンプルに・・・これが基本。