■泣くのは後だ・・・と、決めてから1ヶ月
母を見送った後、やることがいっぱいあったけど、
ひとつひとつ片付けて行く間に1ヶ月が過ぎた。
まだ、やることが幾つも残っている。
だから、まだまだ 泣くのは無意識に避けている気がする。
■我慢しているのではない
日常を淡々と過ごすことで、
やるべき事を粛々とやることで、
自分の心が崩れるのを回避し、コントロールしている。
これは、我慢ではなくて・・・う~ん、何かな、何だろうな?
堰き止めているのではなくて、
流れを作って、誘導する形で、決壊を防ぐ感じ?・・・意味不明だ。
ただ、空を見上げることが多くなっている。
■上手くやっているつもりだったけど
それほど器用ではなかったようで
どこの何が弛んだのか、メニエールが出てしまった。
仕方が無いので、数日間、スケジュールを空白にして
つまり、先送りにして、可能な限り体を休めた。
思えば、睡眠の時間も質も低下していたんだな。
■で、何をしていたかというと・・・
『鬼滅の刃』を全巻通して一気読みした(笑)
メルカリで中古を大人買いして、爆読みして、疲れ果てて眠った。
母のことでではなく、『鬼滅の刃』で泣いた。
多分それで復活できたんだと思っている。
母を失ったことで泣いていたら、
ずっと泣き続けていただろう。
日常が全部涙に沈んだかも知れない。
父の時にそうだったように。
でも、『鬼滅の刃』で泣いたから・・・
傍から見たら薄情に見えるんじゃないか?と思うくらい
今は、正常に機能できている。
■でも、本当言うと、ちょっとだけ
鬼滅で泣いたふりして、母を思って泣いた。
こういうことって、年齢は関係ないんだな。
小さな頃みたいに「おかあちゃまっ」って声に出して呼んで
母を思って泣いた。
生きていくって、すごいな。
もっと強くなりたい。
で、時々泣くのさ(笑)
この世に生んでくれただけでも、本当に有り難い。
その上、育ててくれたんだから、何一つ文句などない。
この愛と恩は、両親にはとても返しきれないから、
自分に繋がる命に、何か出来ることをしたい・・・と思う。