2012/07/23

自衛隊と〇〇〇の連携は不可欠

7月23日のSANKEI EXPRESS  の記事で、
ちょっと目にとまったもので…メモ代わりに書いておく事にした。


先ず、大前提として、この事実がある。↓ ↓ ↓ 

自衛隊は昨年3月に発生した東日本大震災の際、
被災地に派遣され、人命救助や行方不明者の捜索にあたった。

東京電力福島第1原発事故の事故処理でも、
炉心溶融(メルトダウン)した3号機に向けて
地上と空中からの放水を実施するなど、事故収束に大きな役割を果たした。
 
東日本大震災では、
発生直後から10万人規模の自衛官が現地に派遣され、
人命救助や不明者の捜索、救援物資の輸送にあたった。
 
派遣された自衛官は延べ1058万人。

人命救助では救出者全体の7割にあたる約1万9000人を救い出した。

このほか、被災地に約200カ所の給水所と、100カ所の給食支援所を設けるなど、
被災者の支援活動を広域的に展開した。

原発事故でも、延べ8万人が動員され、
放水や行方不明者の捜索、放射線量の高い地域の除染作業などに従事。

身の危険を顧みず、事故収束に貢献した「英雄的、献身的な行為」(野田佳彦首相)
には、多くの国民が拍手を送った。

…これを踏まえた上で、記事を見て見ると↓ ↓ ↓
 
■総合防災演習 

マグニチュード(M)8.2、最大震度7の首都直下地震発生を想定し、
自衛隊が中心になって7月16日から20日まで実施した。

道路が寸断され、電話連絡もできない状況を想定。

陸自第1師団の連絡要員2人1組が、
東京都練馬区の駐屯地から徒歩で23の区役所に出向き、
被害状況の確認や通信訓練を行った。

 

で、ここからが本題↓ ↓ ↓

7月16日夜から17日午前にかけて行われた、
被害状況や出動要請などを確認する統合防災演習で、

自衛隊側が東京23区に対し、

「隊員を区役所庁舎内に立ち入らせてほしい」

と要請していたにもかかわらず、
11区が拒否していたことが7月22日までの産経新聞の調べで分かった。

立ち会いも要請していたが、7区の防災担当職員は立ち会わず、

「区民に迷彩服を見せたくなかった」と明かした区担当者もいた。

■「要請なかった」と説明

隊員の立ち入りを拒否したのは、

千代田▽中央▽港▽新宿▽目黒▽世田谷▽渋谷▽中野▽杉並▽豊島▽北の11区。

大半は「自衛隊から要請がなかった」と説明した。
  
だが、自衛隊は口頭で23区に

(1)庁舎内に立ち入らせ、待機させてほしい
(2)駐車場を使わせてほしい
(3)防災担当職員に立ち会ってほしい

の3項目 を要請していた。

自衛隊担当者は

「区によって要請の中身は変えていない。
 お願いする立場なので、文書は出さなかった」 

としている。
 
庁舎使用を認めた区担当者は
「区民のためになる」「有意義だ」などと話していたが、

3項目すべての要請を拒否した区担当者は、
自衛隊側に「区民との接触を避けてほしい」「迷彩服姿を見せないでほしい」
と申し入れたという。

■背景には「外圧」

自衛隊拒否の背景には「外圧」がある。

23区のうち12区が
「自衛隊に区の施設を使わせるな」との申し入れを文書で受け、
練馬区は今月(7月)12日、住民監査請求を受けた。

申立人は 
「自衛隊員に区役所の水、電気を使わせるのは違法だ」と主張している。
 
自衛隊担当者は
「実施が決まると反対運動が激しくなり、拒否派の区が増えた」と説明する。
 
防災担当職員が立ち会わなかったのは

千代田▽中央▽港▽墨田▽世田谷▽渋谷▽中野の7区。

各区とも「要請がなかった」と口をそろえた。
千代田区の担当者は「いつ来て、いつ帰ったかは分からない」という。
 
ある区の担当課長は
「反対運動のすさまじさと圧力がきつかった。区民の生命が第一だと思うのですが…」
と話している。
 
文京、品川区は庁舎駐車場で車中泊。

庁舎内会議室で待機したのは、台東▽荒川▽板橋▽練馬▽足立▽葛飾の6区。

千代田区を除く全区で17日朝から通信訓練を行った。

≪大震災で実績 連携は不可欠≫

今回、首都直下地震を想定して行われた統合防災演習では、
自衛隊は23区中11区で区役所への立ち入りを“拒否”されたが、
都民の生命、財産を守るという観点から、自衛隊と自治体の連携は不可欠

今後、協力体制の構築を急ぐ必要がある。


       
さて、この記事を読んで、皆さま方はどう思われたでしょうか?

私が、自衛隊というキーワードでブログ記事を書くのは、これで2度目です。

一度目は、これ 

『自衛隊PVに対する海外の反応』

そこにも書いたんだけど、

自衛隊に関しては、いろいろな感情もあり、それぞれの意見があるだろうが、
被災地での救助や復興に、文字通り命をかけて臨む彼らの姿は
同じ日本人であることを誇らしく感じる程、崇高であったと私は思う。 

…それにしても、11区に自衛隊の立ち入りを拒否させる「外圧」って一体?

少なくとも、東日本大震災の被災者ではないと思いますよね…人として。 

もし、今後、首都直下型の大地震が起こった時。。。
或いは、何かほかの大きな自然災害などが起こった時 
その11区は、
自衛隊の力を借りずに区民の自助努力で乗り切っていくのかなあ?

それとも、
「こっちは一切協力はしないが、何かあったら命がけで助けるべき 」
  
とでも言うのかなあ?
 

自衛隊と言う言葉から勝手に『戦争』を連想して毛嫌いするのは
日本人としてどーなんだろう?と思ったりします。

と、いうところで、こんな動画を見つけました。

結構、目からウロコ…になる人もいるかも。






2011年3月14日にアップされた動画を紹介。

これを見て、何を思うかは人それぞれ。




最後に・・・

『自衛隊だけが撮った2011.03.11 』

私は、日本人として 自衛隊を誇りに思います。