昔、『不都合な真実』という映画があった。
地球温暖化コワ~イ!と世界的な騒ぎとなり、
便乗したような『不都合な〇〇』という言葉も、あっちこっちで使われていたっけ。
でも、その後…
『不都合な真実』にある35の科学的間違い①
『不都合な真実』にある35の科学的間違い②
こんな話も出てきて、じゃあ、地球温暖化って一体どうなのよ?って
一般人にはワケが分からなくなってしまった。
この映画で描かれる“真実”が、誰にとって何が不都合なのかも、諸説ある様で。
で、それとはまったく関係なく(笑)、
最近知ったのがこの映画『素敵な真実』
ゲルソン療法におけるドキュメンタリー映画「The Beautiful Truth」に
日本語字幕をつけたものをYoutubeで見られる。
1時間半はちょっと長いけど、まあ、頑張れない事はないし、
個人的には、なかなか興味深い部分もあった。
ゲルソン療法について少し検索してみたけど、
ドイツの医学博士マックス・ゲルソンが開発した食事療法とのこと。
ゲルソン博士は、かのシュバイツァー博士の親友だそうです。
- ゲルソン療法とは http://www.npo-jikenkai.jp/geruson.html
- ゲルソン療法6つの基本 http://www.npo-jikenkai.jp/geruson3.html
- ゲルソン食事法の真髄 http://www.npo-jikenkai.jp/2008geruson1.html
ただ、このゲルソン療法は、
私にはちょっと…難しいかな~と、正直思う。
コーヒー浣腸を一日に何回もできるとは到底思えないし、
お塩を極端に控えるのは、かなり難しいし…というか、無理だな。
でも、根本的な考え方としては理解できる。
自然な食物の持つ様々な栄養素をバランスよく摂取することによって
人間が本来持っている身体の機能を高め、
病気を排除しようとするってのは、間違っていないと思うし、
一番のポイントが、
人間の持つ自然治癒力を高めることにある・・・というのも良いよね。
『不都合な真実』も『素敵な真実』も、
多分、誰かにとっては真実なんだろうと思う。
自分にとっての真実が何かなんて、けっこう人それぞれなんだよね。
自分や家族や、周辺の人が大きく被害をこうむるとか
社会の公序良俗や良識に大きく反するとかでもない限り、人様の「正義」や「真実」を無下には否定はしない事にしている。
その人が自分なりに見つけた大事なモノだろうからね。
そういえば、前に
「人の数だけ正義や真実があると思う」と言ったら
「原発事故を起こした東電や、政府に正義があるのか!」と言われたっけ。
…こういう人とは、なかなか分かり合えないんだろうなぁと思う。
独善的とまでは言わないけどもさ。
世の中に、キッパリ正義とキッパリ悪の2種類の人間がいるわけではないし、
誰かにとっての正義が誰かにとっての悪ってのはよくある話。
被害者を作ることで、無理やり加害者を作って、
それを攻撃することで、自分の正当性を誇示する人もいるからね。
仮想敵が必要な『正義』ってのはコワイよね。
まあ、そーゆーブッソウな話はおいといて
この2本の映画から、自分なりの『真実』を見つける人がいたら
それを大事に抱え込んでいないで、
新しい情報も得ながら、検証していくのも面白いと思います。