2012/04/14

オススメ番組『グローバル・ビジョン』


東京MX、TwellV(BS12)、ヒストリーチャンネル、テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビ、そのほかにも地方の局などでも見られるらしいです。

『似てるからウレシイ。違うからタノシイ。 
 生き方いろいろ、世界の日常ドキュメンタリー 』

という番組です。
テーマに沿って世界各国の日常を映すドキュメンタリー番組で、
人々の暮らしに関わるテーマを毎回ひとつずつ取り上げ、
複数の国に住む人達の、一日の生活の流れをそれぞれ追いかけていて、
文化や環境、価値観の違いをありのままに描きながら、
同時進行で見ていきます。
ナビゲーターは知花くららさん。
 
なんと世界60ヶ国以上を取材。

◆取材地MAP検索◆
これまで120ものテーマを取り上げていて、バックナンバーも見られます。
◆バックナンバーと解説◆
みんな『世界の〇〇』ってタイトルになっていて、
「あ、これ見てない~!」「これは是非とも見たい!」なんてのがたくさん。

紅茶・屋台・温泉・刺繍・建築家・育児・伝統舞踊・伝統芸能・社長・お菓子・
研究者・ 結婚式・城・絵画・森・花・博物館・医者・占い・美容・7歳・20歳・
17歳・60歳・宿・楽器・葬儀・教師・日本文化・格闘技・ファッション…etc.

ね、ちょっと見たくなりませんか? なりますよね(^・^)
見逃したプログラムを幾つかオンデマンドで無料視聴もできる
『見逃し視聴サービス』なんてのもあるみたいですよ。
TwellV(BS12)は、本放送以外にアンコール放送もあります。

◆取材リポート◆
http://www.globalvision-tv.com/director/report_latest/index.html


私が今回見たのは『世界の花』
アメリカ・マダガスカル・コロンビアの3ヶ国で、
『花』にたずさわる人を取り上げて、その日常を追ったもの。

アメリカ:ニューヨーク 
ゼゼさん(62歳)
40年前、舞台俳優を目指してブラジルからニューヨークへ。
5年後、花の世界に飛び込み、
さらに3年後に独立して自分の店を開きました。
リチャード・ギアなどの著名人を顧客に持つ、
「ゼゼ・フラワーズ」を営んでます。
彼は奥様を「私の一番好きな花」と言います(^・^)

マダガスカル:アンタナナリポ 
ラベナリブ・ジョゼフさん(56歳) 
祖父の代から続く花農家。
40年間、月3回は半日かけて首都の市場で花を売り続け、
8人の子ども達を育てました。
1/4ヘクタールの花畑で、今は10種類の花を作っています。
長男のトゥルーチャは花づくりの修行中…父はなかなか厳しかったです。

コロンビア:ボゴタ 
アントニー・サンタさん(47歳)
100種類のカーネーションを年間800万本生産する、
コロンビア最大級の農園の生産責任者のアントニーさん。
日本が輸入するカーネーションの7割がコロンビア産なんだそうです。
彼は、300人いる従業員の一人一人の作業状況を厳密にチェックします。
彼らが作った花は、毎日毎日世界各地に送られていきます。



コロンビアと言えばコーヒーのイメージが強かったけど、
花産業も盛んみたいで、特に日本における輸入カーネーションのシェアは
70%がコロンビア産だとか。
アントニーさんのチェックは本当に細かかったな~。
出荷と輸送期間を計算して、切り取り時の開花状態を5段階に分けていた。
「お客様は安定した品質を求めているんだ」との説明に納得。プロです。

ジョゼフさんは、8人いる子ども達はほとんどが成人して独立し家を出て、
いまは奥様と長男と5男で暮らしている。
「私は幸せ、本当に幸せ、これもみんな花のおかげ」と言ってました。

ゼゼさんは一日に50件ものフラワーアレンジメントを手掛けます。
大まかなリクエストと予算を聞いたら、あとは自分のイメージをふくらませ
驚くほどはやく美しく作り上げていくんですよ、
本当に躊躇なくすごいスピードで。
何故そんなにはやくアレンジできるの?と聞かれて
 「私はプロだよ。確かに、じっくり時間をかけてやる人もいるけど、
私にはビジョンがある、だからはやいのさ。」

ビジョンがあると仕事がはやい。。。 ( ..)φメモメモ(笑)

お花にたずさわり生きてきた40代・50代・60代の男性の日常を追う。
『花』というテーマでのこんな切り口の面白さがいい!
やるな、『グローバルビジョン』って感じです。

東京MXで見る時は、毎週土曜の午前6時。私のちょっとした楽しみです。