先日は、ある土佐の『男』の言葉を書いたけど、
夢に手が届くぜよ (←クリックでその記事にとびます)
今回は、薩摩の『男』。
幕末物は、群雄割拠の激動を描くので
取りあえずグループごとのイメージングというか
簡単な印象づけをして描かれている事が多いと思う。
薩摩・長州・土佐・幕府・新撰組 etc...
私の抱いていた薩摩の武士のイメージは、なんとな~く
『勇猛果敢』だったり、『猪突猛進』だったりして
玉砕覚悟というのか、ちょっと短慮の色合いがあったのだけど、
これを読んでその印象はまったく変わった。
う~ん、刹那に生きてるようでいて、本物は深いんだなあ。
命が簡単にやり取りされている時代に生きていたからこそ
研ぎ澄まされていたんだろうな…色んな意味で。
薩摩の訓え~『九ヶ条之掟』
一、忠孝を旨とし 文武の鍛練を励め。
一、礼儀をわきまえ郷中の団結を心がけよ。
一、山坂達者(山を走って足腰を鍛える)を励め。
一、何事にも詮議を尽し、方針が定まった後は異論を立てず言い訳をするな。
一、嘘をつくな。弱音を吐くな。
一、卑怯な振る舞いはするな。短気を起こすな。
一、弱い者をいじめるな。目上を重んじ親に反抗するな。
一、無刀で門外へ出てはならない。脇差一本を身に付けて町の辻角をまわるな。
一、いかなる時でも刀を抜いてはならない。抜けばただでは鞘に納めるな。
二、何かに挑戦し、失敗した者
三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
四、何もしなかった者
五、何もせずに批判だけしていた者
夢に手が届くぜよ (←クリックでその記事にとびます)
今回は、薩摩の『男』。
幕末物は、群雄割拠の激動を描くので
取りあえずグループごとのイメージングというか
簡単な印象づけをして描かれている事が多いと思う。
薩摩・長州・土佐・幕府・新撰組 etc...
私の抱いていた薩摩の武士のイメージは、なんとな~く
『勇猛果敢』だったり、『猪突猛進』だったりして
玉砕覚悟というのか、ちょっと短慮の色合いがあったのだけど、
これを読んでその印象はまったく変わった。
う~ん、刹那に生きてるようでいて、本物は深いんだなあ。
命が簡単にやり取りされている時代に生きていたからこそ
研ぎ澄まされていたんだろうな…色んな意味で。
薩摩の訓え~『九ヶ条之掟』
一、忠孝を旨とし 文武の鍛練を励め。
一、礼儀をわきまえ郷中の団結を心がけよ。
一、山坂達者(山を走って足腰を鍛える)を励め。
一、何事にも詮議を尽し、方針が定まった後は異論を立てず言い訳をするな。
一、嘘をつくな。弱音を吐くな。
一、卑怯な振る舞いはするな。短気を起こすな。
一、弱い者をいじめるな。目上を重んじ親に反抗するな。
一、無刀で門外へ出てはならない。脇差一本を身に付けて町の辻角をまわるな。
一、いかなる時でも刀を抜いてはならない。抜けばただでは鞘に納めるな。
い
いにしえの道を聞きても唱えても 我が行いにせずばかいなし
昔の立派な教えを学んでも習っても、
口に唱えるばかりで、実行しなければ何の役にも立たない。
ろ
楼の上もはにふの小屋も住む人の 心にこそはたかきいやしき
身分が高かったりお金持ちでも、心が卑しければ尊敬できない。
貧しくて小屋に住むような人でも、心が清く正しくあれば尊敬できる。
心のあり方によって人の真価が決まるのである。
貧しくて小屋に住むような人でも、心が清く正しくあれば尊敬できる。
心のあり方によって人の真価が決まるのである。
は
はかなくもあすの命をたのむかな 今日も今日もと学びをばせで
用事がある、約束がある、予定がある、疲れたなどと
いつまでも言い訳しながら勉強せずに日々を過ごすのか。
毎日毎日、その日その日が学びの時であると心得るべきである。
いつまでも言い訳しながら勉強せずに日々を過ごすのか。
毎日毎日、その日その日が学びの時であると心得るべきである。
に
似たるこそ友としよければ交らば われにます人おとなしき人
自分と似ている者を友人に選びがちだが、
自分を向上させるためには
自分より優れた人を友とするのが良い。
自分より優れた人を友とするのが良い。
…こんなふうに、『いろは歌』で47首。
ひとつひとつがとても意味深い。
※上のタイトルをクリックすると、
『島津義弘.com』http://www.shimazu-yoshihiro.com/
の中にある、『日新公いろは歌について』
47首と、その解説が読めます。
※日新公とは、島津義弘の祖父である島津忠良(日新斎=じっしんさい)。
そして、今回一番書きたかったのがこれ、
薩摩の訓え~『男の順序』
一、何かに挑戦し、成功した者
一、何かに挑戦し、成功した者
二、何かに挑戦し、失敗した者
三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
四、何もしなかった者
五、何もせずに批判だけしていた者
…個人の価値観も色々あるだろうけど、
男としての、いや、人としての心映えというか心意気というか
こういうものは時代に関係なく、誰もが納得する基準だと思う。
自分がどの順位にいるかは、
ちゃんと自分が一番良く分かっているはずだ。
でも、自分が望めば、そして行動すれば
自分の望む処に行けるんだよね。
さあ、私はこれからどれを望むのだろう?
本音を言えば、四と五以外ならば取りあえずはOK(笑)
さて、土佐・薩摩ときたか。
機会があれば次回は長州だな・・・。