それほどワクワクしていたわけではないのに
いざ実際に見ると、やっぱり見て良かったぁと思った金環日食。
1987年9月23日沖縄以来25年ぶり、
1883年10月31日に北関東から東北南部で見られて以来だと129年ぶり。
東京で見られるのは、1839年9月8日以来だから173年ぶりだそうだ。
また、日本のこれほど広範囲で見られたのは、西暦1080年以来、
実に932年ぶりらしい!
でもって、次回の東京は、300年後の2312年4月8日だっていうんだから…
取りあえず見といてよかった(>_<)
幸い、お天気にも恵まれ、じわじわと光の輪に向かう様子を観察できた。
木洩れ日の映る地面には、きらきらとした小さな三日月形の光がいっぱい。
明るいのに、ちょっと薄暗い、夢の中の様な不思議感
観察用のグラスを通して見る太陽は、まるで三日月のよう。
でも、グラスを外すとしっかりとお陽様で・・・
何度も何度も、かけたりはずしたりしてしまった。
実際は同じもの(太陽)なのに、見方によっては違うものに見えてしまう。
人間にしても、現象にしても、見えていないものも、きっとあるんだろうなぁ。
自分が見た『形』だけで決めつけるのはダメだなと思った。
日本で次に見られる金環日食は18年後、2030年6月1日に北海道。
渡島半島、知床半島、北海道の最北部を除き、
北海道の大半の地域で夕方5時前くらいから4~5分間。
その次は2041年10月25日に、岐阜・福井・愛知・静岡・三重・京都あたり。
金環日食は、一生に一回見れたらラッキー♪ってくらいに珍しい天文現象だから、
無理する必要はないけど、見られるなら見た方が良い。
昔、祖母が話してくれた事がある。
祖母が子どもの頃(明治42~43年くらい)ハレー彗星が大接近した事があり
なんだかこの世の終わりが来る!みたいな大騒ぎになったそうで。
その時のいろいろな話を聞きながら、
そんな滅多にないものを見れていいな~と思った記憶がある。
今回の金環日食の記憶は沢山の人と共有できただろうから、
もっともっと、歳を取ってから「あの時はねぇ」なんて話をしてみたいものだw。
参考サイト: