2012/01/18

【27】光合成細菌による除染

◆2012/01/17(火)
(飯山一郎さんのブログ記事から)

光合成細菌による“除染”の方法について、簡単に書きます。 
ホット・パーティクル(放射性物質)の、
「吹き溜まり」や「流れ溜まり」に光合成細菌を撒いても、線量は下がりません。
 
光合成細菌の散布は、
「溜まる」前の、広い平面(庭や畑や運動場や屋根や公園など)に、
丹念に何回にも分けて散布することが必要です。
 
散布する光合成細菌も、
1cc当たり数千万個程度は棲息する、元気の良い菌体(活性化菌体)を、
外気温が13~15℃以上の時に散布し、
散布後に散布した平面にハウス用の塩ビシートで覆うことも必要です。
 
光合成細菌を培養する際も、強力な紫外線ランプで紫外線を当てたり、
これを散布した線量の高い畑の土を、培養槽に入れて、
放射能に馴らす(飼い馴らし培養)ことも必要です。
 
以上のように、光合成細菌による除染は、以外に面倒なのです。
しかし、現在主流の「除染」=表土剥ぎ作業よりは、
格段に合理的で効果的な方法だと思います。

********************* 

乳酸菌や光合成細菌が、万能薬のように放射能を消すなんて事はありません。
でも活用の仕方次第では、役に立つ…
乳酸菌も光合成菌も、人間の使い方次第なんだと思います。