■ジブリ作品は『風立ちぬ』くらいまでは見ている
1984年の『風の谷のナウシカ』から
2013年の『風立ちぬ』までは、
ほぼほぼ見ている・・・はずのジブリ作品。
1988年の『となりのトトロ』から
2006年の『ゲド戦記』までは、
キャッチコピーを糸井重里さんが手がけていらっしゃる。
中でも、私の中でベスト3に入る(3番という意味ではない)、
好きなキャッチコピーが、
1992年『紅の豚』の
「カッコイイとは、こういうことさ」
で、それを拝借して
「サボるというのは、こういうことさ」
と、素直に言ってみた。
当然ながら、
「カッコワルイとはこういうことさ」
を、清々しいほどに体現している。
なんだかんだ言い訳を拾ってきて、
ツギハギにくっつけたところで、
サボリ倒した事実は、
誰よりも自分が知っている。
この後悔に意味はないし、虚しいし、
時間の無駄の上塗りにしかならない。
真摯に反省し、原因を分析し、
効果的な対策を立てて、
目標に向かってキッチリ実行するなら、
この先に活かせる機会も・・・
多少はあるかも知れないか?
まあ、やらなかったから、
今の惨状がある。
この「先送り癖」と「敵前逃亡癖」は
大昔から、私の骨身に染みついている気がする。
何度も何度も、繰り返してきている。
こんなに長く生きているのに、
まだ、この同じ課題を後生大事に抱えているのか。
これをカッコワルイと言わずして、
何と言えるのか。・・・あ、愚かというのか。
■流されるままの時間が、未来の自分を直撃する
その時その時には、なんとな~く
うっすらとした罪悪感は確かにある。
ただ、あまりにうっすら過ぎて、
現状認識&修正のスイッチが見えてない。
しかも、それなりに日常はあって
毎日の課題の一部はやっているので
時間さえ過ぎれば、一日は終わった・・・
と思い込む。
目標は達成されていなくても、
眠れば自動的にスイッチオフで
「また明日~」だ。
でも、この地味な敗北感は
静かに、心の奥底で、
じわじわと自尊心を棄損し続ける。
いつまでも放置しているから
蓄積されていき・・・
ポタポタと蛇口から漏れている水滴が
コップに溜まって、いつかこぼれ出すみたいに
「時間がもったいない!」が言語化される。
なんの進捗もない現実として、視覚化される瞬間を迎える。
何も形になってない!
何の成果も手にしていない!!
私の幸福の条件はひとつも満たされていない!!!
もちろん時間は不可逆。
この先の人生をどれほど長く生きても、
もう2度と、「その時間」は取り戻せない。
自分の残り時間がそんなに多くはないと、
既に自覚している年齢の私には・・・
地味に「痛恨の一撃」になる。
(表現がちょっと「?」かも知れないけど)
しでかした感が満載。もう、てんこ盛り。
■「おお、死んでしまうとはなさけない」
「過去の私」の怠惰が、
その時点での未来の私、つまり「現在の私」を直撃して
HPを大量に奪っていく。
なんなら教会で目が覚めて、
「おお、死んでしまうとは情けない」と言われて
所持金が半分になって、
仲間の棺を3個くらい引っ張っている。
しかも、
仲間を生き返らせるだけのゴールドが貯まるまで
孤独にモンスター達と戦い続けるしかない。
こんな未来はいやだあああああああ!!!
・・・盛大に話がそれたな
■半年間、なにをやってきた?
半年前に母を見送って、
これからの時間を大切に、
丁寧に生きようと心に決めた。
では、この半年間に、私はいったい、
何を積み重ねて、どんな成果を得たのか?
抱えている課題の、幾つを解決出来たのか?
いや~、具体的なものは何も見えないな。
そうか、なるほど、文字通り
サボるというのは、こういうこと
・・・なのか
無自覚に、
その都度 「なんとなく」で流されて
自分の大切な時間に
価値を与える行動を選択しなければ・・・
こういう未来にたどり着く。
あ~ やだなぁ やだやだ、やだやだ、やだー!
矢がいっぱいだ。
いっぱいの矢が刺さって、ハリネズミだ。
■さて、リハビリ開始!
自分自身がサボって、
自分自身が受けた、
このダメージから復活したい。
今度こそ、
地味に地道に歩いて行こう。
そして、派手に頑張って行こう。
・・・既に意味不明になっているが、
復活したばかりで朦朧としているせいだ。
(耄碌ではなく、一時的な朦朧 モーローです)
私は私の世界のRPGの主人公、勇者。
レベルは低く、スキルもなく、目的も実は定かではない。
自分で明確に設定していないのだから。
何となく歩いて、時々戦って、
時にはしたたかやられて、
持ち金が半分になっても、ひとり生き返っている。
この旅は、もうちょっと続くだろうから、
そろそろ、武器と防具を何とか手に入れて
レベルアップして、スキルを身につけようじゃないか。
もちろん、今度は、明確な目的を持ち
そこに向かう為の目標を設定しようじゃないか。
そして、ひとりで歩き始めるんだ。
この場合、
1997年『もののけ姫』のキャッチコピーが呪文となる。
「生きろ」
さて、とりあえず、
回復の呪文を探しに歩いてみよう。
早朝ウォーキングの、ちょっとしたご褒美のような空。
みるみるうちに朝焼けに染まる。