2013/08/01

残していく者への最後の贈り物

昨夜、ようやく実家より帰着。
 

今回は、実家の引っ越しもあり、
うわ~~~っという感じで過ぎてしまった。

首都圏の隅っこと本州の端っこをダカダカ行き来する生活は
まだまだこの先も続くだろうが

これが続いてると言う事は
つまりは母が生きているという事なので

・・・ずっと続いても構わない(笑)



テレビも接続してないし、
持っていったノートパソコンは
毎日の支出の記録と計算にエクセルを開くばかり。


情報源の無い世界ってのも、
それはそれで、
シンプルで心地良いかも知れないといつも思う。

…帰って来たら、プチ浦島太郎さんなんだけど(-"-) 

このブログがしばらく更新されてない時は、
私は本州の隅っこにいる率が高い。

ノートパソコンは、私には画面が小さくて
キーボードも平ぺったくて使いにくいのだ。

何より、ゆっくり座っている時間など・・・ない。



家事はいつでもどこでも大して変わりない。

掃除の範囲と、洗濯物の量と、作る食事の量が増えて、
母の介護と、父の世話が加わるだけ。 
 (まあ、それが一番大変な作業だったりするんだけど)

今度のキッチンは床下収納(小さな貯蔵庫)があるので
味噌を5キロ仕込んできた。

塩麹はすぐに仕込んでおいたので、
5日間くらいでできてしまい

父や母の歯にも大丈夫な、
柔らかくて風味豊かなものをいろいろ作れた。



また、新しい家は(家自体は新しくないけど)
嬉しい事に多少お庭があるので、

徐々にお花や作物を増やして…という野望をかきたてられる。

でも、ずっと放置されていたらしく
縦横無尽にのさばる雑草。

これらの除草は、炎天下にはキツイ作業だった。
当然ながら1日では終わるはずもない・・・

さらに、今回から2階が出来た分、
階段をバタバタ上り下りする。

私の運動量が増えて、これはある意味有難い。

筋肉は、年齢に関係なく
使えばちゃんと鍛えられる。

介護はホント24時間仕事で
いつも動ける状態でないと役に立たないんだ。

頭も身体も心も元気でいなくちゃ。。。

そう、両親をそれぞれちゃんと送り出すまで
とにかく私は元気でいなくっちゃ

…と強く思った。



帰省中に、長患いだった伯母が亡くなって、
お通夜と葬儀にも参列してきた。

女ばかり6人姉妹の、母の長姉。
祖母が子ども達を残し、若くして亡くなってしまい…


妹たちの世話などで婚期を逸し、生涯独身だった。


妹たちが結婚して身軽になっても、
「このまま一人の方が気楽でいいわ」なんて言いながら

結局誰とも結婚する事なく、
私たち姪や甥、そしてその子どもたちを可愛がっていた。

仕事をバリバリとこなし、
趣味や旅行を楽しんでいたのを覚えている。


 

長女らしく、口やかましくて厳しいけど
頼りがいのある男前な性格の伯母だった。


葬儀で、何十年振りかの親戚達にも会えた。

亡くなった人は、
残していく者への最後の贈り物として
 

遠くなっていた人同士に
再会の機会を作ってくれるんだなあ。


…そんな事を考えながら伯母を見送った。


 
で、プチ浦島太郎さんとしては

首都圏の端っこ生活へスイッチを切り替え、
朝から元気に活動しつつ、

次回の本州の隅っこ生活への準備を
既にいろいろ始めているのであった。