2013/11/21

川島和子さんのスキャット

Bestスキャット/川島和子  宮川泰 作曲




初めて聴いた時に感じた胸の高鳴りは
これほど長い年月が過ぎても忘れない。

目で見る以外で感じる『美しさ』に触れた気がした。

美しいものへの真っ直ぐな感動は
何故かいつも、切ないまでの愛しさへ変わっていく。

何が愛しいのか?
何故愛しいのか?

多分、命に限りがある事と繋がっているんだろう。

そして、その先に心が向かうのが、
「ありがとう」だったりするのも面白い。




2013/11/17

オンブラ・マイ・フ

オンブラ・マイ・フ Ombra mai fù 

ソプラノ:中丸三千繪さん

ヘンデル作曲のオペラ『セルセ』の中のアリア。 
(アリア→オペラなどの劇音楽や宗教声楽曲で歌われる器楽伴奏つきの旋律的な独唱歌)

 

原詩

Ombra mai fù
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave più



日本語訳

こんな木陰は 今まで決してなかった
緑の木陰
親しく、そして愛らしい、
よりやさしい木陰は



全文

Frondi tenere e belle
del mio platano amato
per voi risplende il fato
tuoni lampi e procelle
nonv`oltraggino mai la cara pace
ne giunga a profanarvi austro rapace!
Ombra mai fu
di vegetabile,
cara ed amabile, soave piu.

(参考:ウィキペディアオンブラ・マイ・フ」)



11月の声を聞いて、
秋ももうじき終わりだねぇなんて
家族と話してたら、

2週目に入って急に冷え込み
その後40度越えの熱が続いて

2週間くらい
生活のペースダウンを余儀なくされてしまった。

気管支炎だか軽い肺炎だか分からないけど
喋ると咳が止まらなくなって辛くなるから

できる事だけやって
あとは豪快に(?)寝込む時には寝込んだ。

普段一番しゃべる人間が黙り込むと
家の中が静かでなかなか良かったが

しゃべらない分、
考える事が溢れて来て仕方ないから
聴きたいものを片端から聴いていた。

風に揺れるコスモスの薄桃色は可憐で凛々しい。

静かに黙って咲いている花は、
賢しらにしゃべりまくる人間より
ずっと聡明に見えた。