2012/05/01

ボイドタイムとは・・・

新月のお願い事についての記事を書いているので、
それにからんで、ボイドタイムについて参考資料的に記事を載せます。

ただ、私は占星術師でもなく、占星学の専門家でも研究者でもなく
興味と趣味の範囲でしか分かりません。  

ですので、

以下の文章は幾つかの参考文献から抜粋・引用させていただいたものです。
(筆者の方は既に亡くなられていますが、サイトは残っていて
 研究を引き継がれた方々も多くいらっしゃいます)
 

占星学では、月が鏡の役割をして
惑星が人間に与える影響を反射しているものと考えています。

水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の惑星は
地球と共に太陽の回りをめぐっています。

これらの天体が地球に与える影響は
重力ばかりではありません。

今の科学では未だ解明されていない「強大な影響力」が
宇宙のどこからか太陽系に降り注いでいます。

その強大な力は、宇宙空間の惑星によって反射され
微妙な変化を受けて、さらに月の「鏡」で反射されてから
我々の住む地球に伝えられるのです。

現代の宇宙科学理論を支えているものは、
観測と測定によるデータですが、

それを取るために科学者が使用している測定装置は
宇宙からの影響力の「ごく一部のもの」しか捕らえることができません。
 
それにもかかわらず、
科学的に証明できない場合はすべて「非科学的」である
とレッテルをはられてしまいます。

しかし観測装置が捕らえることができないからといって、
宇宙からの影響力をすべて否定してしまうことはできません。

あくまで疑問点を追及して、
それが科学的に否定されるのでなければ、
「宇宙からの影響力」(引力以外の影響)の存在を
認めざるを得ないでしょう。

ボイドは
宇宙の影響が地上に正しく反映しない時間ですが、

占星学では、
地球から見た天体と天体の間の角度を計算し、
その角度の内で特別なものを「アスペクト」といい、

月が同一サイン内を運行中に前途に何らかのアスペクトを作れば、
宇宙からの影響力は天体によってコントロールされて
無軌道な働きはしません。

ところが
月が次のサインに侵入するまでの間、
全くどんなアスペクトも作らない時に、
月はコントロールの作用を失って無責任になり、

その場限りの思い付きや
間違った印象などを重大に考えて、
自己チェックの機能が失われてしまうのです。
 
月の働きが無効になる時間帯は、
月がその時に存在しているサインを出て、
次のサインに入る瞬間まで続きます。

 
ボイド時間帯では、
誰でも全員が情緒不安定になりやすいのですが、
特にボイドの影響を受けやすい人がいます。
 
それはボイドの時に
月のサインと十字形を作るサインに太陽を持った人です。
「十字形を作る」とは、90度を形成することで、

◆おひつじ座・かに座・てんびん座・やぎ座


◆おうし座・しし座・さそり座・みずがめ座

◆ふたご座・おとめ座・いて座・うお座

これらのグループ内で影響しあいます。
例えば、おひつじ座でボイドが起こる時は
おひつじ座の人は勿論、かに座・てんびん座・やぎ座の人も
影響を受けやすくなるということです。

特に行動に注意してください。

もし、十字形にならないような時でも、
ボイド時間帯の決断や行動が
後になってトラブルを起こしたときには、
すべてのことを忘れて、はじめからやり直してください。



ボイドの時には、

日常の事はいつもの通り行ってください。

ただし、次の各項には注意してください。

計画を建てない。
ボイドの時に計画を立てると、
後で抜き差しならなくなります。
ボイドの時の日常行動には
十分な時間的余裕を持ってスタートし、
もし途中で間違いが起こった時に、
何時でも通常のやり方で
やり直しができるようにしておきましょう。

 
重要な話し合いは避ける。
人との打ち合わせや会議は、
ボイドの時間帯に開始しないように注意しましょう。
安全を確保するためには、
ボイドの約2時間前からボイドが丁度終了する時までは、
重要な会議を開始しないようにして下さい。
(ボイドに入る時期はアスペクトの法則を使用しているので、
オーブとして約2時間前から注意して行動してください。)

 
結論は保留する。
どうしてもボイドの時間帯に重要な決定をしなければならない
ような場合には、できる限り消極的に考えて、
何時でもやり直しの出来る範囲で決定して下さい。
そしてボイドが終わった後に必ずその決定を再検討して下さい。
 
  
調子に乗らない。
ボイドの時には皆が情緒不安定になるものですから、
議論が沸騰して収拾が付かなくなり、
口のうまい人にだまされます。

 
途中で方針を変更しない。
もし会議中にボイドの時間帯に入ったならば、
それ以前にすでに結論の出たものだけに議論を限定して、
それ以上には一歩も進んではいけません。
ボイドの時に限って、
いつもと異なったことを発言しやすくなりますが、
初期の方針は変更しないで下さい。

 
大切なものを処分しない。
ボイドの時間帯で紛失した物は、
いくら探しても見つからないことが多いので
慎重に取り扱って下さい。

 
創作的な仕事はしない。
画家やペンキ仕事の色合わせや、着物の柄の見分け、
刺繍の色合わせをボイドの時間帯に行うと、
後に困ることがあります。
特に人と相談をして色彩を選ぶ場合には
ボイドの時間帯を避けて下さい。
後になって面倒な責任問題が発生します。

 
交渉の相手を追及しない。
ボイドの時間帯では、
主張している事柄がとんでもない誤解を招くものですから、
相手と議論することは避けましょう。
誤解が誤解を呼ぶ恐れがありますので、
「逃げるが勝ち」です。

 
情報を信用しない。
ボイドの時間帯に集めた情報は、
必ずボイドの時間帯が終わった後にその内容を再確認してください。
多くの刑事事件で、ボイド時間帯に集めた証拠が
上級審でしばしば不採用となっています。

 
失敗の上塗りをしない。
ボイド時間帯での失敗はあわてて回復しない方が安全です。
ボイド時間帯が終わってから落ち着いて考え直して対処しましょう。
多くの場合ボイド時間帯の失敗は「ほうかむり」して、
放っておいたほうが有利です。



ボイド時間帯に開催された結婚式や葬式に出席した場合、
その席で初めて出会った人に、心をゆるしてはなりません。
 
 
ボイド時間帯でないときになって
改めてその人についての情報を確認し、
ボイド時間帯でないときに新しく交際を始めましょう。
 
 
大勢の人に接するような場合に
ボイド時間帯をなるべく避けて下さい。
わずかな間違いが大きな誤解をうむことがあります。
 
 
相手を一方的に強圧する万全の準備がある場合には、
ボイド時間帯に行動を起こしてよいのですが、
そのために相手からどのような誤解をうけても
抗弁してはいけません。 
 
 
ボイド時間帯の行動の結果について、
言い訳や自己主張をすると、著しく不利になります。