2012/04/28

人間がこれを作った

建造物を見るのが好きだ。
知識がないから蘊蓄なんて言えないけど、ただただ見るのが好き。


洋の東西は問わない。
できれば天井が高めのものが好きだけど、特にこだわりはない。


先日紹介した三菱一号館の様な英国建築も好きだし、
ヨーロッパの様々な建築様式の大きな建物なんてドキドキするくらい好きだ。
 

「…人間が、これを造ったんだよ?」

私の感動はいつもこの一言に行きつく。

人間は、弱くてちっちゃいけど、すごい仕事をする。
たくさんの人が集まって、何年も何十年も、場合によっては何百年もかけて、
とてつもなくスゴイものを作り上げる。

人間って、本気の仕事させるとすごいんだぜぇ~
と、自分は何もしてないのに威張ってみたりする。 

そんな私は、
昭文社の『世界遺産―ユネスコ登録690遺産すべて収録』っていう
分厚い大型本を買って、本の中で世界旅行を楽しんだりしてた。
そう、私の大好きな歴史のある建造物がいっぱい出てくるから、
それを見ながら、勝手に『旅』をした気分になるのだ。

そして、ネットの世界がどんどん広がってからは、
画像・映像・サイト・旅行ブログ…
いろんな形の『旅』ができるようになった。

自分が実際に行く事はまだまだできそうにないから、
人様の旅行に気持ちだけ便乗させてもらってる。

そんな私のお気に入りのサイトが、世界遺産イェーイ!』

30歳を超えたところで一念発起!
世界遺産を全部制覇することを夢見て、
仕事を辞め、世界一周の旅に出かけたイェーイ!な夫婦のサイトです!

…と、サイト説明にありました。う、羨ましい!
こちらのサイトは、じっくり読み始めると、恐ろしい事に
あっという間に夜になる。とても楽しい!
そして、自分がひと旅行してきたくらいに心地良い疲労感に思わず爆睡。
是非、隅から隅までじっくり見て、読んで、堪能してください(笑) 

それから、『世界遺産巡り』
このあたりになると、私の歴史的建造物熱がどんどん上昇して
ちょっと気に入った建物が見つかると、その建物について検索し始めて
もう…止まらない。

そして、その流れの中で最近また、素敵なサイトを発見!


これは、一級建築士で工学博士の柳沢 究さんの、
究建築研究室というサイトのコンテンツの一つ。

私の大好きな『建造物』がいっぱい!
それに、プロの建築士さんの解説や設計図などもあってワクワクドキドキも倍増。
様々なブログ記事も興味深く自分の知らない世界を冒険している気分!

長く京都でお仕事してらっしゃったので
日本の伝統的な建築や家屋のお仕事の写真もたくさんある。
これがまた趣深くて…時が経つのも忘れる。

…そう、つまり、このサイトも恐ろしいサイトのひとつです(笑)
夢中で見ていると、時間がどんどん過ぎていくのです。
楽しくて楽しくて。

本当にオススメ!今まで見る楽しみしか知らなかった私だけど、
見ながら知る楽しみも教えて頂きました。

色々なお宅や店舗などの建築設計のお仕事の様子など、
なかなかこんなにたくさんのものを見れる機会なんてないですっ!

リンクをお願いしたところ、本当に快くご許可を下さって、
柳沢さんには本当に心から感謝です!

調査研究あるいは旅行を通じて、世界や日本の伝統的建築や民家、
いわゆるヴァナキュラーな建築に数多く触れ、観察を重ねてきました。
そこに見られる自然/ 建築/人間の三者の複雑で魅力的な関わり、
そしてそこに刻まれた時間の蓄積。それらに接した時の素朴な感動が、
建築の設計・研究に携わることの原点にあります。
このようなフィールドにおける体験と実感を大切にしながら、
流行に流されず・常識にとらわれず・独創性にこだわりすぎず、
「人間にとって自然な建築・住まいとは何か」という
普遍的な問題にとりくみたいと考えています。(サイトのプロフィールより転載)

…で、昨日からまた『究建築研究室』 のサイト内を探検中(笑)

ありのままの自然も大好きだけど、
建物があるという事は、人がそこに生きている、もしくは生きていた証。
蓄積された知識と優秀な頭脳と夢に満ちた創造力から生まれ
たくさんの人が月日をかけて作り上げた『建物』にはすごいエネルギーを感じる。

「…人間が、これを造ったんだよ♪」