2012/03/26

映画がくれるもの…《ジワタネホ》

3月23日に書いた記事、 
『ショーシャンクの空に』(ネタバレ含む)
↑(クリックで関連記事にとびます)
に、白蓮さんとおっしゃる方からコメントをいただきました。

はじめまして。
ご紹介の「ショーシャンクの空に」を観てみました。

「希望は素晴らしい、何にも替え難い、希望は命だ」

「必死に生きるか、必死に死ぬか」
「俺は生きるぞ」

光のような言葉がたくさん・・・・
希望を持ちながら「今、ここ」に生きることが大切ですね。
人生は自分が思っているよりきっと短い。
やるべきことを淡々とやっていくことが、
与えられた人生に報いることだと思いました。
ご紹介ありがとうございました。

…私の方が「ありがとうございました」と言いたいです。
自分が大好きな映画の事を思いにまかせて書いて
こんな風にコメントを頂けるなんて、なんて嬉しい事でしょう。

『ショーシャンクの空に』には、
たくさんの心に残るエピソードがあります。
そのエピソードの中には、短くても、飾り気は無くても、
ずっと大切にしたくなるような宝物のようなセリフがあります。

どこにそれを見つけるかは、人それぞれだと思いますが
何度も見返していると、その宝物はどんどん増えていきます。
生きていく中で出会う様々な困難を乗り越えるのに
力を貸してくれるような言葉達がいっぱいです。

最後にレッドがアンディと再会するために目指す場所『ジワタネホ』。
これはメキシコに実在する、海も空も美しい海岸です。
(ただ、映画で使ったロケ地は実は別の場所らしいですけど)

アンディが抱き続けた『希望』の、目に見える形での象徴として
ラストシーンで出てきますが、
この映画を観終わった後、私にとっての『ジワタネホ』が、
何であるか、何処にあるか、どうしたら行けるか…
いつもそれを考えてしまいます。

さて、もう一つ私が大好きな映画が『仮面の男』です。
1998年のアメリカ映画ですが、これも超・オススメの作品です。
近いうちに、この『仮面の男』についてもご紹介できたらと思います。

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今、日本の置かれている状況は辛く厳しいものです。
3.11以前とは、全く違う世界になってしまったと言っていいと思います。

そんな、非日常の中に放り出されたような日常でも、
逃れる事のできない現実ならば、その中で出来る事をやりながら
前を向いて生きていくのが人間なのだと思います。

それぞれのやり方で、
勇気や元気や希望を心にためていく事も必要です。

映画は所詮虚構の世界だと思う方もいらっしゃるでしょうが、
そこからどんなメッセージを受け取るかは人それぞれです。
ほんの2時間くらいの間、別の世界を体験することで
この現実に対応する前向きなエネルギーを受け取れるかも知れません。
私は、映画にはそんな力があると思います。